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March 02, 2006

Band On The Run/Paul McCartney & Wings

BandOnTheRun
1973年リリース。ビートルズ解散後、ウィングスとしてカッコたる地位を築いた一枚。ある意味ポールのひとり立ちはココからやっと始まったといえるのカモ・・ですね。

ちょうど自分が洋楽をきき始めの頃の盤なので、ずいぶんと印象に残ってます。幾つかの曲はソラで唄えるほど。

70年代のエルトン・ジョンの作品群とならんで、ボクにとっての「POP」の原点。その後「Virus&Mar」「At The Speed Of Sound」と秀作を連ね、トドメの3枚組みライブに至るわけですが、この頃がWingsとしての絶頂だったんですかね。そういう流れのスタートポイントともいえる作品。

なぜか「Red Rose Speed Way」までは酷評されるケースが多かったらしいです。ビートルズ解散後もまだその引力に引かれている人たちから見ると、納得の行かない作品だったのでしょう。所詮別のバンドですからしょうがないのですが。
でもこのアルバムから評価が好転。ポールの持つ、シャボン玉溢れる出るようなポップのセンスが素で聞けるからカモしれないです。アルバム録音直前に主要メンバーが脱退。嫁さんのリンダとギターのデニー・レインと3人だけでレコーディングに挑むも、音源テープが盗難にあうという災難の中、自分の等身大で作った作品だと言う事も、評価が転じた一つの要因カモです。

虚飾がなく、大げさな造りもなく、水増ししたような密度の薄さもなく、「これがポール・マッカートニー本人ですヨ」と言うような曲ばかりですね。朴訥だったり、人肌の温かさだったり、それでいてPOPでキラキラと輝く、そんな歌がばかりです。

オープニングのタイトルチューンはドラマチックで壮大な名作。「四面堅い壁で覆われた牢屋から逃げて、バンドは走っていくのさ。みんなあわてたって、もうだれにも止められないヨ!」。風吹く草原を自由になったバンドが駆けていくイメージがアリアリと浮かぶのです。これはポール本人がビートルズの引力から脱して一人立ちした事を意味するんでしょうかネ。

甘いアコースティック・チューンの「Bluebird」。レコーディング中もウィングスの音を支え、苦境の旦那をも支えていた嫁さん、リンダにささげた曲なんでしょか・・

「All Alone On A Desert Island
 We're Living In The Trees,
 And We're Flying In The Breeze.

 We're The Bluebirds, We're The Bluebirds・・・muu」

レコーディング地のアフリカのイメージなのかな?
ポールはこの曲を歌うとき、今は亡きリンダの事や、つらいけど楽しかったレコーディングの事を想うんだろうか・・・

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Comments

WoW!!!私も原点原点!というかリアルタイムだったもんねえ(涙)さすが同年代!
この名盤は、本当にノンストップで疾走というか滑るように進んでいくでしょ。シンプルでイキオイがあって楽しくてカラフル。皮肉も効いてる。そのトータルバランスが大好き。
ラストのリプリーズもポールらしいしね!
ポールは「鳥」関係の小曲は名曲書くね~w(「ブラックバード」)

Posted by: sato | March 06, 2006 at 11:12 AM

>satoさん、
このアルバムだけね、なんかこうシンプルさというか、素朴さというか、虚飾のない良さ見たいのを感じるんですヨ。前後の他のアルバムと比べてもそう。それゆえに一番好きなアルバムなんすけどね。録音地のせいかな。(アフリカのラゴスだよねぇ)
そうだねー、鳥ネタねー。どちらもアコースティックチューンだしね(^^

Posted by: 北さん | March 06, 2006 at 11:35 AM

これは原点ですねえ。
長さを感じさせない曲ってあるでしょ、
これとかレイラとか、楽曲と組み立てのクオリティが違うよね。

Posted by: ち~旦 | March 08, 2006 at 01:18 AM

>ち~旦さん、
そうそう、レイラとか、これとか、ボヘミアン・ラプソディーとかね。
電子楽器が発達して無い頃に、バンド編成でそういったドラマティックな曲が生まれたのは、すばらしい事だと思うのです・・・

Posted by: 北さん | March 10, 2006 at 04:00 PM

このアルバムの録音は、アフリカでなされたそうですが、外出したおり、地元のチンピラに殺されそうになったそうですね。リンダの、「あんたたち、この人誰だかわかってるの?あの、元ビートルズのポールなのよ!」の一言で間一髪救われたそうです。くわばらくわばら。

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